ストーリー

ボーイッシュだった私は

中学生の時から

「私の彼氏なの!」

「男でも尊敬する」と

言われるような性格、容姿でした。

 

髪型はツーブロック

服装はスウェット

毎日バスケ、部活三昧で

スポーツ系の女子でした。

その為、全く恋愛を

経験してこなかった人間です。

 

しかし、同性の言動に対して

「これって私に気があるの?」

「私が相手に対する気持ちって何なんだろう」

「もしかして彼女に対して恋愛感情を抱いてる?」

と感じる事は多かったです。

 

でも全く恋愛に無縁だった私は

これは気のせいか。

ただの勘違いか。

 

そう私自身に言い聞かせて

自分の気持ちと向き合うことなく

中学は卒業しました。

”結局この感情はなんだったのか”

答えは出ずに終わりました。

 

高校一年生のとき

中学の時と似た出来事が起きました。

 

高校入学した私は

同性の子からのアプローチが

とても多かったのです。

 

周りの人からも知らないうちに

「同性と付き合ってる」

という噂まで立つようになりました。

 

当時の私は

周りの目がとても気になってしまい

人と関わるのも

面倒に思ってしまった時期もありました。

いつの間にか自分の素が

分からなくなるぐらい自分と

向き合う事が怖くなりました。

 

”同性と付き合って幸せになれるのかな

 

”そもそも同性で付き合っても無いのに

こんな噂されるのは本当に嫌だ”

 

”自分が周りの人の目を気にしている事を

相手は受け入れてくれるのだろうか”

 

そんな事を考えていると

恋愛するのも面倒だし

自分と向き合う事も結局できずにいました。

 

そして、実際に告白をされた時

私は彼女にこう聞いた事があります。

「同性で付き合う事に抵抗はないの?」

「同性同士で付き合っても幸せになれるの?」

 

彼女はこう答えました。

「好きな人がたまたま同性だっただけ」

私はその言葉にハッとさせられました。

この人は私という人間性を見て

好きになってくれたんだと

 

男性、女性なんて関係ないんだ

 

そう思いました。

その方とは結局お付き合いすることは

ありませんでしたが、

 

私は性別を気にするのではなく

その人の人間性を見るようにしました。

あの時勇気を振り絞って告白してくれた方に

今も感謝しています。

 

高校三年生になって

2歳年下の女の子とご縁があり

お付き合いすることが出来ました。

 

そこで私は疑問が一つ出てきたのです。

”どうして彼女を好きになったのだろう”

”一度振ったのに何で今付き合ってるのだろう”

彼女に聞いてみても「ただただ思い続けた」

との返答のみでした。

 

そんなとき

あるyoutuberが私のオススメに出てきました。

内容は”恋愛心理学”について発信している方で

気づいたら私はその動画を観ていました。

 

彼女からしたら何気ないアプローチですが

今思えば「これはこの心理学が働いているのか」

と考える事が多くなりました。

 

そこで感じたことは

”男女の恋愛も同性同士の恋愛も本質は全て同じ”

ということ。

 

同性同士でも恋愛心理学は働くから

今、「好きな人が同性で

この気持ちを伝えられずにいるあなたを

救ってあげたい」

そう思うようになりました。

 

私の小学生からの夢は

”人の役に立つこと”

でした。

 

警察官、消防士、学校の先生など

公務員しか人の役に立てないと

当時は思っていたのです。

 

しかし今となっては

「同性で好きな人が出来てしまった」

「同性で付き合う事は間違っている」

と思う人に少しでも

前向きになってもらう為に

活動をしたいと思っています。